ChatGPTの画像生成は無料で使えます。無料プランでも、チャット欄に日本語で頼むだけで画像を作れますが、作れる枚数には上限があります。上限に当たったら、時間をおいて戻るのを待つか、有料プランにするか、別の無料ツールを使うかを選びます。仕事で使う画像は、作り方よりも「社外に出してよいか」を確かめる手順のほうが大事です。

この記事は2026年10月時点の情報です。無料で作れる枚数や有料プランの内容はOpenAIが時期によって変えているため、使う前にChatGPTの画面とOpenAIの公式サイトで最新の内容をご確認ください。

この記事の答え

  • ChatGPTは無料プランでも画像を作れるが、作れる枚数に上限があり、上限に達すると画面で知らせが出る
  • 仕事で使えるかの分かれ目は、特定の作品やキャラクターに寄せた指示をしていないかと、既存の作品に似ていないか
  • まずは社内の下絵で試し、社外に出す画像は人が確かめる手順を社内ルールに足す

ChatGPTの画像生成は無料プランでどこまで使えるか

ChatGPTの無料版でも、文章で頼んで新しい画像を作ることと、手元の写真を読み込ませて直すこと(画像編集)の両方ができます。専用の画面に切り替える必要はなく、ふだん質問しているチャット欄で「〜の画像を作って」と書けば画像が返ってきます。

無料版と有料プランで変わるのは、主に作れる枚数とアカウントの管理です。できることの違いを並べると次のようになります。

項目 無料プラン 有料プラン(Plusなど)
文章の指示から画像を作る できる できる
写真を読み込ませて直す できる できる
作れる枚数 上限があり、少なめ 無料プランより多い
会社でのアカウント管理 個人のアカウントごと 法人向けのプランなら管理者がまとめて管理できる

試しに数枚を作る、社内の打ち合わせ用の下絵を作る程度なら、無料プランで足ります。毎日まとまった枚数を作る、締め切りのある作業で上限を待てない、という使い方になったときに有料プランを考えます。

ChatGPTで画像を作る使い方の手順

画像生成の使い方は、画面の操作の順に5段階です。

手順1:ChatGPTにログインする

ブラウザでChatGPTを開くか、スマートフォンのアプリを入れて、アカウントにログインします。アカウントはメールアドレスかGoogleアカウントなどで作れます。会社で使うなら、個人のアカウントか会社で認めたアカウントかを最初に決めておきます。あとで「誰がどの画像を作ったか」を追えるようにするためです。

手順2:チャット欄に作りたい画像を日本語で書いて送る

画面下のチャット欄に、作りたい画像を日本語で書いて送ります。「〜の画像を作って」と書けば、ChatGPTが画像を作る指示だと受け取ります。何を描くかに加えて、用途・画像の縦横の比率・雰囲気・入れたくないものまで書くと、1回目から使える画像に近づきます。書き方の例は後の節で示します。

手順3:追加の指示で直す

できた画像を見て、続けて「もっと明るく」「背景を白に」「人物を外して」「実写風に」のように直してほしい点を書きます。1から作り直すより、同じ会話の中で直すほうが、全体の雰囲気を保ったまま変えられます。直す点は1回に1〜2個に絞ると、ほかの部分まで変わってしまうのを防げます。

写真をアップロードする画像編集と保存の手順

新しく作るだけでなく、手元の写真や画像を読み込ませて直すこともできます。続けて手順4と手順5です。

手順4:写真をアップロードして編集する

チャット欄の左にある「+」から手元の画像をアップロードし、「背景を消して」「この写真をイラスト風に」のように頼むと、その画像をもとに直せます。社員の顔写真や社外秘の資料が写った画像は、アップロードする前に入力してよい情報かを確かめます。

手順5:画像を保存する

できた画像をクリックして大きく表示し、ダウンロードのボタンから保存します。仕事で使う画像なら、保存するときにどんな指示で作ったかをメモしておきます。あとで社外に出す前の確認や、同じ雰囲気での作り直しが楽になります。

無料で作れる回数の上限と、上限に達したときの対処

無料プランで作れる画像の枚数には上限があります。具体的な枚数はOpenAIが時期や利用の混み具合によって変えており、決まった数を前提にはできません。上限に達すると、ChatGPTが画面で「上限に達した」ことを知らせます。

上限に当たったときの選択肢は3つです。

選択肢 向いている場面 気をつけること
時間をおいて戻るのを待つ 急ぎではない、作る枚数が少ない 戻るまでの時間は画面の表示で確かめる
有料プランにする 毎週まとまった枚数を作る、待てない作業がある 会社の経費で払うなら、どのプランにするかを情シスと決める
別の無料ツールを使う 今日だけ数枚足りない ツールごとに利用条件と入力したデータの扱いが違う

急ぎの作業で上限に当たると困るので、仕事で使う画像は前日までに作っておくか、別のツールを使う段取りを先に決めておきます。締め切りの直前に無料枠へ頼り切らないことが一番の対策です。

ChatGPTの有料プランとの違い

有料プランの代表はPlusで、さらに上位のプランや、会社でまとめて契約する法人向けのプランもあります。画像生成の面では、作れる枚数の上限が無料プランより大きくなることが主な違いです。

会社で使うときは、枚数よりもアカウントの管理を見て選びます。個人で契約したPlusを社員がそれぞれ使う形だと、誰が何を入力したかを会社が把握できません。部署で使い続けるなら、管理者がメンバーを追加・削除できる法人向けのプランを検討します。料金と上限はOpenAIの料金ページで最新の内容を確かめてください。

仕事で使えるプロンプトの書き方と例

プロンプト(AIへの指示文)は、何を描くかだけを書くと、用途に合わない画像が返ってきます。用途・縦横の比率・雰囲気・入れたくないものの4つを書き足すのがコツです。仕事でよく使う場面ごとに、悪い指示と直した指示を並べます。

用途 悪い指示 直した指示
資料の表紙 会社っぽい画像を作って 社内向けの業務改善の報告資料の表紙に使う横長(16:9)の画像。紺と白を基調に、机の上のノートパソコンと書類を上から見た構図。文字は入れない
SNSの告知 セミナーの告知画像 SNSに載せるセミナー告知用の正方形の画像。会議室で数人が画面を見ている様子を明るいイラスト風で。右側に文字を後から載せる余白を空ける
図解の下絵 業務の流れの図 「受付→確認→承認→保存」の4つの箱を左から右へ矢印でつないだ図の下絵。白い背景にシンプルな線で。箱の中は空けておく
ブログの見出し画像 AIのイメージ画像 ブログ記事の見出しに使う横長の画像。人とパソコンが並んで作業している様子を、やわらかい色のフラットなイラストで。ロボットや光る脳は描かない
採用ページの挿絵 働いている人の画像 採用ページに使う横長の挿絵。オフィスで年齢や性別の異なる数人が打ち合わせをしている様子を、実在の人物に見えないイラスト風で
社内のお知らせ 防災訓練の画像 社内掲示用の防災訓練のお知らせに使う縦長の画像。ヘルメットをかぶった人が階段で避難する様子を、親しみやすいイラストで。文字は入れない

直した指示に共通する書き方

直した指示はどれも、どこで使うか、縦か横か、どんな描き方か、何を描かないかが入っています。「AIのイメージ」のような抽象的な言葉は、人によって思い浮かべる絵が違うため、目に見えるものに置き換えます。1回で決めようとせず、近い画像が出たら追加の指示で直すほうが早く仕上がります。

特定の作品や作家の名前を指示に入れない

「〇〇(アニメのタイトル)風に」「〇〇(画家の名前)のタッチで」のように、特定の作品・キャラクター・作家の名前を指示に入れるのは避けます。雰囲気を伝えたいときは、色・線の太さ・明るさ・時代など、目に見える特徴の言葉で書きます。理由は後の「商用利用と著作権」の節で説明します。

日本語の文字入れと、作れない画像

画像の中に日本語の文字を入れる指示は、短い語なら読める形で入ることもありますが、長い文や小さな文字は字が崩れたり、存在しない字が混ざったりすることがあります。

日本語の文字入れは後から載せるほうが確実

資料やSNSで使う画像は、文字を入れずに作り、文字は後から資料作成ソフトや画像編集ソフトで載せるのが確実です。プロンプトの例で「文字は入れない」「文字を載せる余白を空ける」と書いているのはこのためです。社名や商品名、日付のように1字でも違うと困る文字は、AIに描かせないでください。

頼んでも作れない画像

暴力的な画像や性的な画像、実在の人物を使って誤解を招く画像などは、OpenAIの利用ルールに沿って断られることがあります。断られたときに言い回しを変えて作らせようとするのはやめ、その画像が本当に必要かを見直します。仕事で使う画像で断られることはまれですが、実在の有名人や他社の商品を描かせようとすると断られやすくなります。

ChatGPTの無料枠が尽きたときに使える画像生成ツール

ChatGPTの無料枠を使い切ったときや、別のツールで描き比べたいときは、ほかの無料の画像生成ツールも使えます。代表的なのがMicrosoftのBing Image CreatorとGoogleのGeminiです。

ツール 無料で使う条件 回数・速さの扱い 利用時の決まり
ChatGPT アカウントを作れば無料プランで使える 枚数に上限があり、時期によって変わる OpenAIの利用ルールに沿う
Bing Image Creator Microsoftアカウントがあれば無料 1日15回までは速く作れ、そのあとは標準の速さになる Microsoftの利用ルールに沿う
Gemini Googleアカウントで、Geminiのアプリから使える 上限の扱いはGeminiアプリのヘルプで確かめる 13歳以上が条件。第三者の著作権を侵害しないよう求めている

Bing Image Creatorは速さが落ちても作り続けられる

Bing Image Creatorは、高速の回数を使い切っても待ち時間が延びるだけで、その日のうちに作れなくなるわけではありません。枚数がほしいが急ぎではない作業なら、ChatGPTの上限に当たったときの代わりに使いやすいツールです。急ぎの画像を先に作り、残りの候補出しを後に回すと、速く作れる回数を無駄にせずに済みます。

GeminiはChatGPTと同じプロンプトで描き比べられる

Geminiも、チャットで頼んで画像を作る形はChatGPTと同じです。この記事のプロンプトの例をそのまま貼り付けて、仕上がりを見比べられます。会社でGoogle Workspaceを契約しているなら、業務で使ってよいかは管理者の設定と社内の決まりしだいなので、情シスに確かめてから使います。

会社で使う前に確かめる商用利用と著作権

ChatGPTで作った画像を会社の資料・SNS・広告に使う商用利用では、作り方よりも、その画像が他人の権利を侵していないかを確かめることが大事です。サービスの利用規約が生成物をどう扱っているかに加えて、日本の著作権法の考え方を押さえておきます。

文化庁が示す「類似性」と「依拠性」

文化庁の文化審議会著作権分科会法制度小委員会は、2024年3月15日の「AIと著作権に関する考え方について」で、AIで作った画像でも、既存の著作物との類似性(表現が似ていること)と依拠性(既存の著作物をもとにしていること)が認められれば、著作権侵害になり得ると整理しています。さらに、利用者が既存の著作物を知っていて、その表現を持つ画像をAIに作らせた場合は、依拠性が認められると考えられるとしています。

つまり、「〇〇のキャラクターっぽく」と頼んで似た画像ができたら、AIが作ったものでも問題になり得ます。指示に特定の作品やキャラクターの名前を入れないことが、いちばん手前でできる対策です。

社外に出す前に人が確かめる判断の流れ

作った画像を社外に出すかどうかは、次の3つの問いで判断します。上から順に答え、どこかで右の箱に進んだら、その画像はそのまま社外に出しません。

生成した画像を社外に出してよいかの判断 指示の内容、写っているもの、既存の作品との見比べの3つの問いで、生成した画像を社外に出すかどうかを決める ・上から順に答え、右の箱に進んだら、その画像はそのまま社外に出しません ・3つとも通った画像だけを、記録を残して使います 特定の作品・キャラク ター・作家の名前を指 示に入れたか その画像は使わず、名前を外して作り直す ・色・構図・雰囲気の言葉で指示する はい いいえ 実在の人物の顔や他社 のロゴ・商品が写って いるか 本人や権利者の許諾がなければ使わない ・社員の写真も本人の了解をとる はい いいえ 既存の作品に似ていな いかを人が見比べたか 画像検索などで見比べてから決める ・似ていたら使わない いいえ はい 社内ルールに沿って使う ・指示文と作った日を記録する
特定の作品や作風に寄せた指示をしたかが最初の分かれ目です。
迷ったら社外には出しません。

実在の人物の顔や他社のロゴが写っていないかも、著作権とは別の問題として確かめます。人物の写真は肖像権、ロゴや商品は商標などの権利がかかわるためです。似ているかどうか判断に迷う画像は、社外には出さず社内の下絵にとどめます。

社内で画像生成を使うときの3つの手順

一人ひとりの注意に任せると、確かめる人と確かめない人が出ます。画像生成を会社で使うなら、次の3つを手順として決めておきます。

  1. 特定の作品やキャラクターに寄せた指示を避ける作品名・キャラクター名・作家名を指示に入れないことを、使う人全員の決まりにします。雰囲気は色や描き方の言葉で伝えます。
  2. 社外に出す前に人が確かめる資料・SNS・広告など社外に出す画像は、作った人とは別の人が、判断の流れの3つの問いに沿って見ます。指示文と作った日も一緒に残します。
  3. 社内ルールに画像生成の扱いを足す生成AIの社内ルールに、使ってよいサービスとアカウント、アップロードしてよい画像、社外に出すときの確認の手順を書き足します。

すでに文章の生成AIについて社内ルールがある会社は、新しく作り直す必要はありません。入力してよい情報の決まりはそのまま使え、足すのは「生成した画像を社外に出すときの確認」の部分だけです。

まとめ:ChatGPTの画像生成は無料で試し、社外に出す画像は人が確かめる

  • ChatGPTの画像生成は無料プランで使え、チャット欄に日本語で頼むだけで画像を作れる
  • 使い方は、ログイン、日本語で指示、追加の指示で直す、写真をアップロードして編集、保存の5段階
  • 無料で作れる枚数には上限があり、上限に達すると画面で知らせが出る。待つか、有料プランにするか、Bing Image CreatorやGeminiを使う
  • プロンプトには用途・縦横の比率・雰囲気・入れたくないものを書き、日本語の文字は後から載せる
  • 特定の作品やキャラクターに寄せた指示を避け、社外に出す画像は人が確かめ、その手順を社内ルールに足す

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よくある質問

無料プランの上限に達したあと、いつまた画像を作れるようになりますか?

戻るまでの時間は一律ではなく、OpenAIが利用の混み具合や時期に合わせて変えています。上限に達するとChatGPTの画面に案内が出るので、その表示を目安に待ちます。締め切りのある作業で画像が要るなら、上限に当たってから慌てないよう、前日までに必要な枚数を作っておくか、別のツールを使う段取りを決めておくと安心です。

画像の生成が遅い、途中で止まるのはなぜですか?

画像は文章よりも作るのに時間がかかり、利用者が多い時間帯はさらに待つことがあります。止まったときは同じ指示を何度も送り直さず、少し時間をおいて新しいチャットでやり直します。指示が長すぎたり、作れない内容に近かったりして断られている場合もあるので、表示された文面も確かめてください。

社員が個人のアカウントで作った画像を、会社の資料に使ってもよいですか?

個人のアカウントで作った画像は、どんな指示で作ったか、何を入力したかを会社が後から確かめられません。社外に出す資料に使うなら、会社として認めたアカウントで作る、作った人が指示文と作った日を残す、のどちらかを社内ルールで決めておきます。社内の打ち合わせ用の下絵にとどめるなら、扱いを分けてもかまいません。

社員や商品の写真をアップロードして加工してもよいですか?

社員の顔写真は、本人の了解をとってから使います。商品の写真でも、発売前の商品や取引先から預かった画像のように社外秘のものは、入力してよい情報かを社内ルールで確かめてからにします。会社で認めたアカウントで、入力した内容がAIの学習に使われない設定になっているかも合わせて確認しておきます。