Gemini有料プランは、月725円のGoogle AI Plus、月2,900円のGoogle AI Pro、月14,500円からのGoogle AI Ultraの3つで、無料版より使える量が多く、ストレージも付きます。個人で使うなら用途に合わせてこの3つから選び、会社の業務の情報を入れるなら、個人のプランではなくGoogle Workspaceのプランを選びます。
この記事の答え
- Geminiの有料プランは月725円のPlus、月2,900円のPro、月14,500円からのUltraの3つです
- 無料版との差は、使える回数、一度に読める長さ、ProとUltraだけの機能、ストレージです
- 業務の情報を入れるなら、学習に使われないと明記されたWorkspaceのプランを選びます
この記事の料金と上限は、2026年10月1日にGoogle AIプランのページとGeminiアプリのヘルプで確認した情報です。料金や機能は改定されることがあるため、申し込む前にはGoogle AIプランの公式ページで最新の内容をご確認ください。
Gemini有料プランの料金一覧(2026年10月1日時点)
Gemini(Googleの生成AI)には、無料版と3つの有料プランがあります。有料プランはどれも個人のGoogleアカウントで申し込む月額制のプランで、Googleドライブなどで使えるストレージが一緒に付きます。
| プラン | 月額(円) | 利用上限の目安 | ストレージ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 無料版 | 0 | 基準 | 15GB | Geminiアプリの基本的な機能 |
| Google AI Plus | 725 | 無料版の2倍 | 400GB | Gmailの中でGeminiを使える |
| Google AI Pro | 2,900 | 無料版の4倍 | 5TB | エージェント機能を使える |
| Google AI Ultra | 14,500または32,000 | Proより多い | 20TBから | 最上位のプランで、2種類ある |
表の利用上限は、無料版を基準にしたときの倍率です。Geminiアプリで使える回数や量が、この倍率で増えます。
月725円のGoogle AI Plusで変わること
Plusは、無料版で上限に当たる日がある人が最初に検討するプランです。届いた長いメールのやりとりを要約させたり、返信の下書きを作らせたりといった使い方が、メールの画面から離れずにできます。ストレージも15GBから400GBに増えるため、Googleドライブやフォトの容量が足りなくなってきた人には、その分の価値もあります。
Google AI ProとGoogle AI Ultraの位置づけ
毎日の仕事でGeminiを使い込む人の標準がPro、Proの上限でも足りない人がUltraです。Proは使える量が無料版の4倍になり、ストレージは5TBになります。Ultraは月14,500円と月32,000円の2種類があり、ストレージは20TBからです。Ultraを選ぶのは、Proで上限に当たる日が続いてからでも遅くありません。
無料版とGemini有料プランの違い
無料版と有料プランの違いは、使える回数の他に、一度に読める長さと、ProとUltraだけで使える機能の2つで大きく分かれます。
一度に読める長さ(トークン)の違い
AIが一度に読める文章の長さは「トークン」という単位で決まっていて、Geminiアプリのヘルプでは、プランごとに次のように示されています。
| プラン | 一度に読める長さ(トークン) |
|---|---|
| 無料版 | 32,000 |
| Google AI Plus | 128,000 |
| Google AI Pro | 1,000,000 |
| Google AI Ultra | 1,000,000 |
長い契約書や数十ページの報告書をまとめて読ませるなら、ProかUltraが必要です。無料版の3万2千トークンでは、長い資料は途中までしか読み込めず、分けて渡す手間が出ます。Plusは無料版の4倍の長さを読めるため、数ページの資料や長めのメールのやりとりなら収まります。
ProとUltraだけで使える機能
時間を指定して決まった作業をGeminiに頼めるのは、ProとUltraです。たとえば「毎朝、決まったテーマの最新情報をまとめる」といった頼み方ができます。Webを調べてレポートにまとめるDeep Researchのような機能も、プランによって使える回数が変わります。回数の細かい値は変わることがあるため、使う予定の機能があれば、Geminiアプリのヘルプにあるプラン別の上限の表で確かめます。
無料版で足りる人
週に数回、短い質問や文章の言い換えに使う程度なら、無料版で足ります。有料プランの差が効いてくるのは、毎日使って上限に当たるとき、長い資料を読ませたいとき、Gmailの中で使いたいときです。まず無料版で1〜2週間使い、上限に当たった回数や、読ませたかった資料の長さを覚えておくと、どのプランが要るかを決めやすくなります。
Geminiの用途別の選び方|個人のプランかWorkspaceか
どのプランにするかは、業務の情報を入れるかどうかを最初に決め、そのあとで使う量を見ると迷いません。
個人で使う人の選び方
個人で使う場合は、上限に当たる頻度と、読ませたい資料の長さで決めます。上限に当たる日がほとんど無ければ無料版のまま、上限に当たるがメールや短い文書の要約が中心ならPlus、長い資料を扱う日やエージェント機能を使いたい日があるならProです。ストレージが足りなくて有料の容量を買っている人は、その費用と合わせて比べると、PlusやProを割安に感じることがあります。
会社で使うときの前提
会社の業務の情報をGeminiに入れるなら、個人のプランではなくGoogle Workspaceのプランを選びます。個人のプランでも性能は十分ですが、入力した内容の扱いが会社で使う前提になっていないためです。理由は次の節で説明します。
会社でGemini AIを使うときに入力した内容の扱い
会社でGemini AIを使うときに分かれ目になるのは、性能ではなく、入力した内容がどう扱われるかです。
個人のGeminiアプリで入力した内容の扱い
個人のアカウントで使うGeminiアプリは、設定によって会話が人に読まれたり、学習に使われたりします。Geminiアプリのプライバシーハブには、アクティビティの設定がオンのとき、人のレビュアーが会話を読んだり、会話が生成AIモデルの改善に使われたりすることがあると書かれています。Google AI PlusやProも個人のアカウントで申し込むプランのため、社員が個人で契約して業務に使うと、顧客の情報や社内の資料がこの扱いのもとに置かれます。
Google Workspaceでは学習に使われない
Workspaceでは、顧客の許可なくデータを生成AIモデルの学習に使わないと、Googleが明記しています。GoogleのWorkspace向けのプライバシーハブでこう示されており、管理者が社員のアカウントを管理できるため、退職者のアカウントを止めたり、使える機能を揃えたりすることもできます。情報システム部門の審査に通しやすいのも、こちらです。
Workspaceのプランごとの違い
Gmailの中でGeminiを広く使いたいなら、WorkspaceはStandard以上を選びます。Starterでは、Gmailの中で使えるGeminiの機能に制限があります。Standard以上のプランでは、GmailやドキュメントのGemini、会議ツールのMeetでのGemini、資料を読み込ませて質問できるNotebookLMまで広く使えます。
| Workspaceのプラン | Gmailの中のGemini | ドキュメントやMeetのGemini、NotebookLM |
|---|---|---|
| Business Starter | 使える機能に制限がある | Standard以上より使える範囲が狭い |
| Business Standard以上 | 広く使える | 広く使える |
Workspaceの月額は、Google Workspaceの料金プランのページで確かめてください。1人あたりの月額や年契約の条件はプランと契約の仕方で変わるため、人数を決めてから見積もると、個人プランを社員に配る場合との比較もしやすくなります。
Geminiを社内に広げるときに決めること
Workspaceを入れても、社員が何を入力してよいかが決まっていなければ、個人のアカウントで使う人は減りません。広げる前に、次の3つを決めておきます。
- 入力してよい情報の範囲顧客の情報、社外秘の資料、個人情報のそれぞれを、Workspaceなら入れてよいのか、どこにも入れないのかを決めます。
- 個人のアカウントで使ってよい用途社外に出てもよい情報だけで使う調べものなどを認めるのか、業務では一切使わないのかを決めます。
- 使い方の相談先迷ったときに誰へ聞けばよいかを決め、判断の例を社内で共有します。
まとめ:Gemini有料プランは用途で、会社はWorkspaceで選ぶ
- Gemini有料プランは、2026年10月1日時点で月725円のGoogle AI Plus、月2,900円のGoogle AI Pro、月14,500円と月32,000円のGoogle AI Ultraです
- 無料版との差は、使える量、一度に読める長さ(無料版3万2千トークン、Plus12万8千トークン、ProとUltraは100万トークン)、ProとUltraだけの機能、ストレージです
- 個人で使うなら、上限に当たる頻度と読ませたい資料の長さで、無料版かPlusかProかを選びます
- 会社の業務の情報を入れるなら、顧客のデータを許可なく学習に使わないと明記されたGoogle Workspaceを選び、Gmailで広く使うならStandard以上にします
- 広げる前に、入力してよい情報と、個人のアカウントで使ってよい用途を社内で決めます
Augueでは、生成AIを社内で使うためのルールづくりから、業務に合わせたAIエージェントの開発までを支援しています。ご興味がある方は是非ご相談ください。
よくある質問
個人で契約したGoogle AI Proを、会社の業務に使ってもよいですか?
会社の社内ルールしだいですが、業務の情報を入れる使い方はおすすめできません。個人のアカウントで契約したプランは、会話の設定や保存を会社から管理できず、社員が辞めたときに会話の履歴を引き継ぐこともできません。調べものや文章の言い回しを考えるといった、社外に出てもよい情報だけで使う範囲なら、社内ルールで個人プランの利用を認めている会社もあります。
個人のGeminiアプリでアクティビティをオフにすれば、業務の情報を入れても大丈夫ですか?
オフにすると、それ以降の会話はモデルの改善に使われなくなります。ただし、オフにしていてもサービスを提供するために一定の期間は会話が保存されると、Geminiアプリのプライバシーハブにあります。また、オンかオフかを決めるのは社員一人ひとりで、会社が一律に設定を揃えることはできません。会社として情報の扱いを保証したいなら、管理者が設定を管理できるWorkspaceを使うほうが確実です。
Gemini APIを使ってシステムを作る場合も、この月額で使えますか?
Google AIプランの月額は、GeminiアプリやGmailの中でGeminiを使うための料金です。自社のシステムや業務の自動化にGeminiを組み込むAPIは、アプリのプランとは別の窓口で申し込み、使った量に応じて支払う仕組みになっています。社内でチャットとして使う費用と、システムに組み込む費用は、予算を分けて考えます。
ChatGPTの有料プランとGeminiの有料プランは、どちらを選べばよいですか?
回答の出来はどちらも用途によって差が出るため、一律にどちらが上とは言えません。会社で選ぶときは、ふだん使っている業務のツールから決めると迷いにくくなります。メールや文書、会議をGoogle Workspaceで回している会社なら、GmailやドキュメントからそのままGeminiを使えるのが利点です。迷うときは、同じ業務を両方で1〜2週間試し、手直しにかかった時間で比べます。
関連する記事
生成AIの社内利用ルール|そのまま使える利用規定9章の章立てと入力可否の判定表入力してよい情報の線引きを、機密度の区分と利用形態でそのまま判定できる表で示します。あわせて規定・ルール・ガイドラインの言い分け、利用規定9章の章立て、個人アカウント利用の扱い、公開後の改訂手順まで整理します。
生成AIのセキュリティ審査|情シスが確認する12項目と申請・稟議の書き方生成AIのセキュリティ審査は、学習への利用・保存先・アクセス権の3点を最初に確かめます。情シスが確認する12項目のチェックリスト、個人向けと法人向けで違う入力データの扱い、申請票と稟議の書き方まで整理します。
AIエージェントを無料で使う方法|ツール別の無料枠と、業務で試す前に決めることAIエージェントを無料で使う方法は、無料プランとオープンソースの2通りです。Difyなどツール別の無料枠、目的別の選び方、小さな業務で試す手順、学習への利用設定や機密情報の注意点、有料へ切り替える判断を解説します。



